鳥獣被害対策.com」の津田です。
今日の鳥獣害対策の知恵袋は
「シカの被害もいろいろ~ヤマビル編~」です。

ご存知のとおり、シカ(ニホンジカ)は、
その分布を広げています。

以前は積雪の多い秋田県や青森県
などでは見られませんでしたが、
最近では目撃情報などが
多く寄せられています。

農業被害額も年々増加し、
平成24年度のシカによる農業被害額は
全国で82億円となっています。

・鳥獣被害対策の現状と課題/農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/pdf/h26_2_meguji_p4.pdf

農業被害も深刻ですが、
シカによって野生植物が
食べられる植生被害も深刻です。

被害が大きい地域では、
林床に植物がなくなり、
土砂崩れが起きている地域もあります。

土や植物は生態系の基盤ですから、
日本の生態系がこれからどうなってしまうのか、
とても心配されているところです。

さて、今回ご紹介したいのは、
シカなどの草食大型動物の分布拡大に
よって生息域が拡大したのではないかとも
言われている「ヤマビル」です。

日本には約60種類のヒルがいて、
陸生のヒルの中で吸血するのは
「ヤマビル」一種のみです。

ヤマビルの体長は3~5cm、
伸びると5~7cmになります。

色は赤茶色で3本の黒い縦線があり、
体の表面はゴムのようで、
引っ張るととても長く伸びます。

この出で立ちと吸血性であることから、
ヤマビルを嫌う人がほとんどです。

ヤマビル

ヤマビルは陸生で、落ち葉や石の下、
浅い土中など湿気が多いところに
生息しています。

吸血したヤマビルは、
1ヶ月程度で5~10個の
卵を持つ卵のうを産みます。

卵は1ヶ月程度でふ化し、
子ビル誕生。

約1週間後には子ビルでも
吸血できるようになります。

この子ビルというのが厄介で、
あまり目立たないものですから、
気にしないで歩いていると、
足にワラワラとついていたりします。

私は、それほどヤマビルが
苦手ではないのですが、
昨年丹沢で、両足に10匹以上
ヤマビルついていたことがあり、
その時はさすがに鳥肌が立ちました。

ちなみに、ヤマビルの寿命は3~5年で、
寒冷地でも越冬可能です。

まずはこの画像をご覧ください。
これは、私の長靴をヤマビルが
せっせと登っているところです。

私の住む東京周辺では、
神奈川県の東丹沢周辺、
千葉県の清澄山周辺が
ヤマビルの宝庫です。

仕事で行くことがあり、
私がもたもた歩いているからなのか
必ずと言ってよいほど、吸血されます。

これらの地域に6月~9月頃訪れる方、
ヤマビル対策をすることをお勧めします。

吸血したヤマビルはドングリ
のように丸まると太ります。

昨年も、山を下りて雨合羽を脱ぎ、
一息いれていると、なぜかシャツの下から
ドングリがコロコロと転がっていきました。

よく見ると、とっても太ったヤマビルでした。

ある時には頭、またある時は首、
ある時は顔にも付いたりします。

だいたい、一緒に歩いている人に、
「ヒル付いてるよ」と言われるか、
調査が終わりひと段落したときに
ヤマビルがポロッっと落ちてくるかの
いずれかです。

ヤマビルは吸血するときに、ヒルジンという
血液を固まりにくくする物質を出すため、
厄介なことに血を吸い終わった後も、
出血が止まりません。

チビチビとではありますが、
吸血された部分からは血が出てきます。

絆創膏を貼っても、血が出てくるので、
服などが汚れてとても厄介です。

人によっては腫れてしまったり、
治癒するのにずいぶん時間がかかるようです。

ヤマビル除けのアイテムは
いくつか知られていますが、
わが社はもっぱら
「ヤマビルファイター」
「ヒル下がりのジョニー」
で対応しています。

格好は下半身はカッパ、履物は長靴。
カッパと長靴の結合部には、
ガムテープを巻き、長靴に
ヤマビル除けのアイテムを吹きかけています。

ヤマビル対策

ヤマビルが多い地域の方々は、
塩水に浸けたタオルや手ぬぐいを、
長靴にぐるぐると巻いたり、
工夫されているようです。

冒頭でもお伝えしたように、「ヤマビル」は、
シカなどの草食大型動物の分布拡大によって
生息域が拡大したのではないかとも言われており

今後、シカの分布が拡大すれば、
農業被害、植生被害に加えて
ヤマビル被害も多くなるかもしれません。

ヤマビルについて詳細を知りたい方は
こちらに詳しく書かれています。

・ヤマビルの生態とその防除方法/㈱環境文化創造研究所ヤマビル研究会
http://www.tele.co.jp/ui/leech/academy/society_img/shinrin.pdf

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