こんにちは、
鳥獣被害対策.com」の千々岩です。

少しばかり前、巷ではドームづくりが話題に
なっていました(新国立競技場です)。
どんなドームが現実的なのか?

巷を賑わせたドームは、デザイン先行で、
機能性はあったとしても費用対効果に疑問が
残るものでした。

そんな中、是非参考にして欲しいのが、機能
性が良く、しかも経済的なドーム創りを得意
とするプロの技です。

動物に例えるならイノシシでしょうか。

『イノシシのドーム!?』
皆さんは聞いたこと、見たことはありますか?

山村で獣のことを調べていると
「あそこに猿の巣がある。いつも群れがいる。」
と言った話を度々耳にします。

実際のところ、サルたちは巣を作ることはなく
て、砦を設けることもありません。

地域の方々は、よく使う泊り場のことを「巣」
と言っているのだと思います。

一方で、イノシシの巣の話は聞いたことがあ
りません。
実は、あまり知られていないのでは・・・と
思ったりします。

しかし!イノシシは巣を作るのです。
それが“イノシシのドーム”です。

■ドームは命の“ゆりかご”
ドーム作りには、藪が欠かせません。
それもイノシシが好むのは、チマキザサや
ススキ、コシダなどの1種類がぎっしり密
生した藪です。


【コシダで作られたイノシシの巣】

どうしてか?

それは同じ植物(材料)なら編みこんで
ドームを作るのに適しているからです。

巣の材料を現地調達して作るのですから、
単一植物の群落は均質の材が揃い、加工
もし易くなります。

しかも、身の丈ほどはある大形の草本類
なら、編み込みが十分可能となり、丈夫
な巣を作ることができます。

さらに、密生した群落が巣を隠してくれ
るばかりか、外敵の侵入を阻み、接近を
教えてくれます。

彼女たちは、きっと吟味に吟味を重ねて、
納得の場所を選んでいるに違いないので
す。そう、場所を選んでいるのは“彼女た
ち”なのです。

なぜなら、巣は出産育児のために作られる
からです。

暑さや寒さから仔を守り、外敵から仔を
隠してくれます。

安心して出産、授乳ができる巣は、イノシ
シたちの繁栄を左右します。

仔が出歩けるようになる2~3週間後には、
巣は役割を終えます。

一見、愛情薄いように思えるイノシシですが、
巣を設けることや親子が人と出会った時に
母親が唸り声を上げることなどを考えると、
けっこう親バカなのかもしれません。


『巣作りを逆手に取ったイノシシ防除』
イノシシの生態として、基本的に年1回、
平均4~5頭を生みます。

病死や天敵に襲われることで死亡率は高い
と言われていますが、山で2~3頭の仔連
れに会うことは珍しくありません。

半数の仔が生き残るとすると増えやすい
生きものとも言えそうです。

巣が近くにある田畑は、被害が発生し易い
ことになります。

このため、イノシシ防除には、巣を作らせ
ないようにするのも方法の一つです。

繰り返しになりますが、巣材に用い易いイネ
科草本やササ類、シダ類などの草丈の高い藪
は、出産を控えたメスのイノシシにとって、
身を隠すこと以上の価値があります。


【ウラジロとススキで作られたイノシシの巣】

藪を減少させることが、防除という視点から、
如何に重要であるかが分かって頂けたでしょ
うか。

ただし、藪の刈り払いが困難な場合もあると
思います。

そうした場合は、営巣地を許容することにな
ってしまいますが、これを“逆手”に捉えて、
捕獲することも可能です。

つまり…営巣地に適した藪に出入りしている
獣道に捕獲罠や檻を設置すると…高い捕獲率
が期待できます!

頻繁に使われている獣道には、草木の踏み倒
しや泥汚れが見られます。

足跡を辿り、彼らの幹線道路を把握すること
が、対策の第一歩になります。
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http://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/description-wildboar
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千々岩 哲

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