こんにちは、
鳥獣被害対策.com」の小野です。

今日は、先日から掲載しているサル・イノシ
シ・シカ用防護柵「おじろ用心棒」の事例に
ついてご紹介します。

今回は『前編・事前確認~柵の設置』です。
『後編/柵の設置効果の検証』は次回にお
伝えします(後編は以下から閲覧できます)。

https://choujuhigai-blog.com/archives/5069

先日、新たに千葉県富津市にて農家さんから
のご依頼を受け、外周約120m、面積1,000㎡
あまりの柿畑に「おじろ用心棒」を設置して
きました。

「おじろ用心棒」とは、溶接金網(ワイヤー
メッシュ)と電気柵の複合柵で、下部のワイ
ヤーメッシュでイノシシとシカ、上部の電
気柵でサルを防ぐ、画期的な防護柵です。

名前の由来は、兵庫県香美町の方々と兵庫県
森林動物研究センターが中心となり開発した
防護柵で、実験対象地が“おじろ地区”であっ
たことから、「おじろ用心棒」とネーミング
されたといいます。

柿畑の周辺では、サルとイノシシの被害が多
く確認されていました。

柵の設置前に、状況確認のためにセンサーカ
メラを設置すると、事前情報のとおり、柿畑
の中ではサルの群れが自由に行動をしていました。



 

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おじろ用心棒についての過去のブログは↓↓↓

★猿対策用の防護柵、設置後の留意点は?
http://choujuhigai-blog.com/archives/4775
★決定的瞬間!!猿の防護柵跳び越え動画⇒
http://choujuhigai-blog.com/archives/4954
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この事前調査の結果から、柿畑を防護するた
めには、イノシシの侵入をブロックするとと
もに、サルの侵入を防ぐ必要があるため、
サル・イノシシ・シカの複合対策に適した防
護柵「おじろ用心棒」を設置することにしました。

設置の手順は、以下のように行いました。

1)周辺環境の整備
・柿畑の周囲のミカンやクリの木を伐採し、
設置後の柵をサルが飛び越えないように
します。

2)柵の設置
・その後、斜面に合せて隙間なく、柵を設置
していきます。


・斜面地を含む箇所は、ワイヤーメッシュの
高さを高くします。斜面上部からの飛び込
みをさせないためです。

(↓これを防ぐためです!この絵は、どこか
で見たような…過去ブログの使い回しか!?)



・ワイヤーメッシュ上部の高さを緩やかに
そろえるため、メッシュ上部のはみ出た
部分をカットしていきます。

・この上部のはみ出しを均す作業は、メッ
シュ部分上端と電気柵部分の隙間を5㎝に
保ちつつ、設置していくためです。
・傾斜の角度が変わる箇所は、メッシュ同士
の隙間ができないよう、メッシュを重ね合
わせて固定します。


・隙間ができる場所はきっちり塞ぎます。


・斜面地なので、ワイヤーメッシュを運ぶ
のも大変です。


3)塩ビパイプの設置
・メッシュの設置作業と並行し、塩ビパイプ
部分を準備します。

・今回は経費削減のため、塩ビパイプにアル
ミテープを巻いて使用しました。


一定の長さに切ったアルミテープの粘着面を
上側にして、その上に塩ビ管を乗せて、
「くるっ」と回すだけで、きれいに仕上がります

・アルミテープを巻いた塩ビパイプを、支柱
鉄筋にセットしていきます。


・ アルミテープとワイヤーメッシュの間は
5㎝とします。

・ 隙間が開きすぎると子ザルが入ってしまい、
逆に近接しすぎると放電してしまいます。
※この作業が『肝』になります!



・完成したら、すべての塩ビ管をチェックします!
しまった!
アルミテープが支柱鉄筋に接している。。。。!


・接しないように、アルミテープをカットします。
・ここが接していると、電気柵の電気が放電し、
柵が機能しなくなってしまいます。


ここまで来れば、もう少し。
ちょっと休憩です。


4)電線の設置
・塩ビパイプに電線を設置します。
・今回は4段です。
・1段目は、電線とワイヤーメッシュの間隔を
5㎝の間隔を保つようにセット、1~2段目
の間隔も5㎝です。
・2~3段目、3~4段目は10㎝の間隔にします。
・また、あわせて飛び出たワイヤーメッシュ部分
をカットします。

・なお、この4段の電線を手早く張るコツと
しては、1段ずつきっちりと張っていくの
ではなく、まずはラフに4段を張り、すべ
てを張った後に調整をします。

・こうすることで、全体のバランスをみながら
ピンと張ることができます。


・1~4段目の上下の連結も忘れずに、
しっかりと結びます。

・この時も結び目が大きくならないよう、
シンプルに結ぶことを心がけます


・最後は、「危険表示板」の設置も忘れずに!


再度周囲を歩いて見回りをし、必要な部分は
補修をし、すべての作業が終わったころには
真っ暗になっていました。
電圧チェックをして、終了です。


今回は設置後のサルの動きを見るため、複数
台のセンサーカメラを設置しました。


さて、サル・イノシシ・シカ用防護柵
「おじろ用心棒」の設置効果は次回お伝えします。

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★イノシシ・シカ&サル対策用 防護柵「おじろ用心棒」はコチラ⇒
http://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/sd0001
★「おじろ用心棒」以外の防護柵はコチラ⇒
http://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/boar-fence
★動物被害を防ぐ4つのステップとは?⇒
http://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/kemonohigai/
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小野 晋

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